俺が何時もスクールで口癖のように言う言葉だが、多少俺の言葉には乱暴なところがあるので、みんなに良く伝わらない傾向がある。ここではそれ多少解り安く伝えて行こうと思う。
ダンスの表現は様々だが、先ずは自分が表現したい物をイメージすることが重要だ、そして振りに対し何処までそのイメージを反映出来るか?が技術であり、そのイメージを観客に対して解り安い物にして伝える。それを無精な俺は一言で”どう見せたいのかハッキリしろ”と言う言葉ですましてしまうのだが具体的に言うと以下のような内容になる。
<ロッキングのポイントを例にした場合>
:肘を真っ直ぐ伸ばすか、少し曲げるか? :止めるか、止めないか? :出すスピードと引くスピードのどちらを早くするか? :体幹のタメを使うか使わないか? :タメを使う場合の方向は何処にするか? :身体のどこでタメるか? :腰のねじりは? :身体正面で見せるか斜めで見せるか? :カッチと出すか柔らかく出すか? :肩を入れるか入れないか? :アップで出すかダウンでだすか? :ダウンビートでとるかアフタービートでとるか? :重心を何処に置くか? :何処を指すか? :肩の高さを何処に置くか? :視線を何処に置くか?
切りがないから、こんなもんにして置くがポイントに関わらずどんなダンスのポージングにも言える事である。それを何処まで気配りして自分の表現したいイメージに近づけられるか?が上手い奴と下手くその分かれ目になる。
これは単なる1振り1ポージングの話しで実際のダンスはポージングからポージンクの流れでありポージングからポージングの間には無数のポージングが存在する訳だがその一つ一つを大切にして行くことで見せ物としてふさわしいダンスになっていくと言うことだ!
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