History top
1,横須賀米軍キャンプ編T
2,横須賀米軍キャンプ編U
3,東京時代 新宿編T
4,東京時代 新宿編U
5,新宿ダンサー編
6,B&B時代
7,B&B時代・続編
8,新宿ムゲン編
9,新宿ムゲン編U
10,徘徊から吉祥寺へ
|
ブラックカルチャーとの出会い!
”横須賀米軍キャンプ編T”
俺がこれ系のダンスにはまった頃は、丁度ジョージクリントン率いるパーラメンツがフラッシュライトて言うメガヒット曲を飛ばした頃だ、しってるか?そんなことはどうでもいい、当時俺はいわゆる不良と呼ばれるガキだった、とある日近所(地元:横浜)のエイキドっていうヤンキー系の服屋,でこの曲が流れているのを耳にした、まあー普通はキャロルあたりが流れているんだが、その粘っこいビートに俺身体は無意識に反応してた、そうするとエイキドのおやじは言ったね、ニーチャンこんな曲好きか?こんな曲が好きだったら横須賀のEMクラブに行ってみな!俺はそこがどんなところか解らなかったかったから、エイキドのおやじにねほりはほり聞いた、どうもそこは米軍基地が行っている将校クラブ内のディスコらしい、俺は翌日の夜京浜急行に乗ってすぐ行って見た、汐入って言う駅で降りてすこし歩くと、ずいぶん怪しい建物が立ち並び、やたらと外人が多い通りにでた!ここはほんとに日本なのか?道の看板には”ドブ板通り”と書いてあった,将校クラブは米軍基地のまん前だったからすぐ解った、ずいぶんでかい建物でブロードウェーの劇場に良くありそうな、ネオンとひさしが突き出した特長のある建物だった、その前にはSPが2人銃を持って立っている。ちょっと不安だったが何くわぬ顔をしてすっと入っていったら何の問題も無く中に入れた、中にはいってから、うろうろと歩いているとディスコガイの看板を見つけた、多きな木製の扉を明けると中は、広く天井の高い空間に重いビートが流れ、それに合わせてブラザーやシスターが身体をくねらせながら踊っている、その風景に一種異様な感覚を覚えた俺はしばらくそこに立ちつくした,取合えず何か飲んで気を静めようと思ったが、どうも円は使えそうも無いし、第一頭が悪いヤンキーの俺に英語が話せるはずが無い、しばらくどうする事も出来ずにうろうろしていると、やたらとケバイ日本人の女が俺に声をかけて来た、ねーあんた日本人?一人でここにきたの?勇気あるねー俺はその声にほっとした、どうすればここで飲み物を買えるだ?俺は聞いたすると、その女は俺をカジノに連れて行き,ていねいにドルの換金のし方を教えてくれた、女はテーブルに換金したドルを並べて説明してくれた,これがクォーター100円玉だからコーラが買えるよ、これがダイム10円玉だから公衆電話がかけられるよ!俺にはその説明が非常に解りやすかった、しばらく中での習慣や規律などを、おそわると女は言った一人じゃ寂しいでしょう?あっちの席に仲間がいるから行こうよ、俺はついて行った、どうやらその女はこのディスコのDJの女房らしい、席について仲間の黒人連中を紹介された、どうもその席はここの常連が集まる専用席らしい、会話が全部英語だから俺には何を言ってるのかさっぱり解らないが,とりあえずニヤニヤしながらうなずいていた、そんなこんなしている内にみんなが踊りだした、見たことも無い踊りが俺の目の前を飛び交い,ただ何だか凄く楽しそうだったので、俺もまじってその踊りの,ものまねをした。何だか良く解らないままに時間が過ぎ,最終列車の時間が近ずいてきた、俺は女に又明日もくるよ!言い残し小走りで駅に向かって行った。無論翌日も又そこに行き,どんどん入り浸りとなっていった!
今思い出せばあれが最初のブラックカルチャーとの出会いだったんだろう!
|